このページは「きものクイズ 着物の種類②」の解説ページです。
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御召
「御召(おめし)」は「御召縮緬」の略称で、先染めの糸を用いた縮緬の一種です。
糸を染めてから織る先染めの織物で、経糸・緯糸のいづれにも強い撚りをかけた糸を用いるために生地表面に細かい凹凸が見られます。
江戸幕府第11代将軍・徳川家斉が好み、貴人のための衣類「御召料」としたことから「御召」の名があると言われています。
…が、家斉公が好んで着ていたという記録が見つけられず、また他の将軍様は何着てたの…?なんて考えてしまい、
献上品となったために「将軍がお召しになった縮緬だよ!」のようなセールストークだったのでは?
なんて憶測しながら詳細を調査中です。
※知っている方がいたら是非教えて下さい。
紬
「紬(つむぎ)」は紬糸を使った織物です。
紬糸とは繭をつぶして真綿と呼ばれる状態にし、真綿から紡ぎだした糸の事です。
紡ぎ出す際にできる、糸の「節」による生地感が特徴的です。(「大島紬」のように現在では節のない生糸を使った紬もあります。)
糸に節があると織ってから染める事(後染め)が難しいため、紬の殆どが染めてから織られている(先染)ようです。
木綿
「木綿(もめん)」で織られた着物は家庭でも洗濯でき、手入れが簡単なため普段着として重宝します。
日本各地に様々な綿織物があり、福岡県久留米市周辺で生産される「久留米絣」などがよく知られています。
近年ではデニムなどの着物で、手ごろなものも多く見られます。
ウール
「ウール」は羊の毛から織られた着物です。
吸湿性や保温性に優れるため、普段着としてよく用いられてきました。
冬用の素材というイメージがありますが、羊毛を細く撚ったサマーウールは通気性と清涼感が良い夏に適した素材です。
浴衣
「浴衣(ゆかた)」は花火大会や夏祭りなどに着られる、盛夏の着物です。
かつて入浴時に着た「湯帷子(ゆかたびら)」が元になっており、現在では気軽に着られるファッションの一つとして人気があります。
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