こんにちは!つくもです。
2021年3月につくもが個人的に気になった「きもの・工芸」ニュースをまとめてみました。
少しずつ情報感度を上げていけたらなーと思っています。
「他にもこんなニュースあるよ!」という方は是非ともコメントやTwitterで教えてください!
【工芸】Japan Craft21が日本伝統工芸再生コンテスト開催!
日本の伝統工芸の衰退を止めることに特化した、外国人と日本人のボランティアグループであるJapan Craft21が、アジアソサエティのジャパンセンターと共催で日本伝統工芸再生コンテスト・第1回 ロニ―賞を開催しています(申込期間 令和3年3月3日~4月10日18:00)。
芸術家、工芸家、デザイナー、または工芸に携わる人々に21世紀に向けて工芸を再生するというテーマに合ったヴィジョン・アイデアを募集し、最優秀賞の方は
- アイデアを実現するための資金500万円
- 多種分野の専門家による特別なサポートチームの援助1年間
を得られます。
つくもが工芸に興味を持ってきたからなのか、それとも時代の流れなのか、それは定かではありませんが、最近こういったニュースを見かけるようになりました。
交通や通信の発展によって世界のボーダレス化が進んでいる現代こそ、日本の文化を特徴づける伝統工芸が重要になってくるかもしれませんね。
【工芸】伝統⼯芸学⽣アンバサダー「とらくら」が正式リリース
⼀般社団法⼈伝統⽂化デジタル協議会と株式会社wakonartの共同で、「Z世代✖伝統⼯芸」という新たな視点から伝統⼯芸の魅⼒を発信する学⽣アンバサダー「とらくら」が正式にリリースされました(2021年2月20日)。
その目的は
”伝統工芸の思想の深さを発信し工芸の魅力を発信すると同時に、学生自身も伝統工芸への理解を深め後世に継承する”
となっています。
こちらは2021年2月のニュースですが、上記コンテストと関連して興味を持ったので加えました。
デジタルネイティブでこれからを担うこの世代が
- 伝統工芸に対してどのように興味を持ち
- どのような発信・取り組みを行っていくのか
ということにはやはり興味があります。(とはいえつくもも似たような世代ですが)
伝統を型にどのように文化を発展させていくのか、つくも自身も考えながら楽しんでいきたいと思っています。
【着物】「新時代の和装」がコンセプトのブランド Sowaha 誕生
ブランディングエージェンシー株式会社原宿デザインとデザイナー廣川玉枝によって「新時代の和装」をコンセプトにしたブランド sowaha を2021年3月17日に立ち上げられました。
コンセプトは以下の通り(公式ページより引用)
日本の伝統を受け継ぎ、繋ぐこと。
それは、常に時代にあわせ革新し、進化し続ける事です。「sowaha」は新時代の和装を通して、
日本文化の発信を行う文化的デザインプロジェクトです。日本の伝統的な美意識を礎に、
https://sowaha.tokyo/#about
現代の生活様式に合わせたものづくりを行い、
和装の発展を目指します。
![](https://sowaha.tokyo/wp-content/uploads/2021/03/screenshot.jpg)
和装をコンセプトにしたブランドの誕生ということで、注目しました。
「和服に洋服の要素を取り込んだ」とも「洋服に和服の要素を取り込んだ」とも言えそうなstyleはとても美しいです。ぜひリンクから見てみてください。
こうした「新しいブランド」と「伝統的な技術」の融合はまだまだ増えてくるのだろうな、そうなってほしいなと、このニュースを見た時に思いました。
和のテイストを取り入れたブランドをもっとたくさん知りたいです。皆さんがご存じのブランドがあれば、是非ともつくもに教えてください!
【着物・工芸】東京国立博物館展示「博物館でお花見を」
東京国立博物館の春の恒例企画「博物館でお花見を」が開催されています(2021年3月16日~4月11日)。
本館の各展示室では、桜が描かれた絵画「源氏物語図屏風(絵合・胡蝶)」をはじめ、陶磁器、漆工芸など、桜をモチーフにした様々な日本美術の名品を展示されています。
日本美術の殿堂で、美しい桜と作品に心癒される、贅沢で優雅なお花見を楽しめます。
※新型コロナウイルス感染症予防のため、例年開催しているワークショップやギャラリートーク等の関連イベントは中止
個人的に美術館や博物館が好きなんですが、このイベントはまだ行ったことがなかったので取り上げました。
着物を着るようになってからまだあまり出かけられていないので、こうしたイベントにはどんどん行きたいなと思っています!
そういえば「着物を着てどこに行くのか」という問題を目にすることもありますよね。
つくもは基本的にどこに着ていってもいいと思っていますが、「着物だとより楽しい」場所があると嬉しいのも事実。
いろいろな場所に出かけて、発信していけたらなと思っています。
それから東京国立博物館では、2021.4.13~5.30 には特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が開催されます!
鳥獣戯画、いいですよねー!実はこのサイトでも使いたいなーなんて思っています。
【工芸】独ボン大学の研究チームが精密な寄木細工システムを開発
独ボン大学の研究チームが顔や動物などをかたどった精密な寄木細工によるモザイク画を作るシステム「Computational Parquetry」を開発しました。
再現したい画像を基に、計算によって1枚の木版から必要な色と形のパーツを効率的に切り抜き、人間がそれをパズルピースのように並べることで1枚の寄せ木細工を完成させるシステムです。
![](https://image.itmedia.co.jp/news/articles/2103/12/cover_news098.png)
論文自体は2020年2月に発表されているようですが、気になったので入れちゃいました。
この技術は木材内の様々なパターンを効率的にアートワークにつなぐものであり、寄木細工の技能を持たない人にもアートワークを作成できるようにするものです。
既存の技にこうした技術が組み合わさっていくことで、表現の幅が広がり、工芸がますます魅力的になっていくのだろうなと思いました。
まとめ
2021年3月の「きもの・工芸」に関するニュースをまとめました。
- 【工芸】Japan Craft21が日本伝統工芸再生コンテスト開催!
- 【工芸】伝統⼯芸学⽣アンバサダー「とらくら」が正式リリース
- 【着物】「新時代の和装」をコンセプトにしたブランドSowaha 誕生
- 【着物・工芸】東京国立博物館展示「博物館でお花見を」
- 【工芸】精密な寄木細工システムを開発
調べてまとめてみると、工芸をテーマに新たな挑戦をしている人たちはたくさんいることがわかりました。
こうした取り組みを注視しながら、つくも自身も何かに取り組めたらいいなと思います。
今回取り上げられなかった面白いニュースはたくさんあるのではないかと思います。是非ともコメントやTwitterで教えてくれると嬉しいです。
ではまた!
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